防寒用手袋、ソフトブーツご依頼頂きました。
K様より、防寒用の手袋(親指なし)、ソフトブーツのご依頼を頂きました。
今回、「対面での採寸無し、完全にメールのみのやり取り」方式での作成を行いました。
寸法の狂いなどがないか、ご満足頂けるか少々不安があったですが、完成品到着後に
「とっても暖かいし、素敵です♡
サイズもちょうどいいです!!
履かせやすいです。」
とのお言葉を頂き、ホッとしております。
おそろいのミトンとブーツで、冬を暖かく過ごしていただければ嬉しいです。
(写真ではちょっと色味が違いますが、同じ合皮で作成しています)
今回は、指定箇所をご家族様に採寸して頂き、それを元に試作品の作成、送付、諸々の確認、
と進めていきました。
具体的には、お申し込み頂いた後、まずメールで作成物についての希望をお伺いします。
例えば、ブーツの場合、装具をつけた状態で履くのかどうか。ミトンなら親指をつけるか
つけないか、ファスナーのつけ位置はどこにするかなどを伺い、指定箇所をご家族様に採寸していただきます。
手や足の写真を、最低3方向から、また、手形、足型を紙に描いたものを写真にとってメールで送っていただきます。
親指なしのミトンの場合は、このように親指もまとめた形で手形をとっていただきます。
メジャーを一緒に撮っていただくことでサイズの把握をしています。
ブーツを着用する時と同じ状況で、足型をとっていただきます。
ブーツの場合は、普段の足の角度や、装具を着用しているかでブーツの形が変わるため、寸法、足型に加え、前、横、上、などからの写真が重要になります。
それを参考に型紙を作成。その型紙から不織布で試作品を作成し、ご自宅へ郵送。
ご自宅で着用して頂き、余裕のあるなしや、サイズについてご確認いただきます。
試作品はこのように透けて見えるので、着用した時の余裕のある無しを確認できます。
ゴムやファスナー位置を試作品に書き込み、位置の確認をしています。
使用する合皮やボアについては、試作品をお送りする際にサンプル片をお送りし、
色や感触についてご確認いただきます。合わせやすいベーシックな色を揃えております。
このように試作品を着用した状態の写真をメールで送って頂き、
小さすぎるところや、短すぎるところなどがないか等の全体的なサイズチェックや、
ファスナー・ゴム位置の最終確認を行った上で仕上げていきます。
メールのやり取りが多く、ご依頼者様にはお手数をかけるものの、
直接採寸を行うことができない方々にも、このような対応が可能であることがわかりました。
今後の製作活動への大きな一歩となったように思います。